稼げる年末年始が終わると閑散期が…キャバ嬢が閑散期を乗り切るためには?
キャバ嬢というお仕事は、誰もが稼げるお仕事だとイメージしている人も多いのですが、実際には一般職よりも稼ぐことができない…という方も少なくありません。しかし、普段はあまり稼げていないキャバ嬢の方でも、通常よりも圧倒的に稼ぎやすくなるのが年末年始です。年末年始は、忘年会なども多く、2次会としてキャバクラに来るフリー客も一気に増加しますので、普段なかなか稼げないな…と悩んでいる方は、この時期に自分のお客様を何とかして掴みたい時期とも考えられます。
しかし、誰もが財布が緩みがちでキャバ嬢が最も稼げると言われる年末年始が終わると、逆に最も稼ぎにくくなる閑散期が来るのです。キャバ嬢として働く場合には、「どうやって稼ごう?」ということを考える人は多いですが、この閑散期の乗り切り方を考えている人はあまりいないかもしれません。しかし、毎年必ず稼ぎにくくなるとわかっている閑散期がありますので、この時期を乗り越えるためにはどうすれば良いのかも予め考えておいた方が絶対に良いですよ。
そこで今回は、キャバクラの閑散期でキャバ嬢がどのような影響を受けるのか?ということや、どういった対策を取れば良いのか?について簡単に考えてみたいと思います。
キャバクラの閑散期っていつ?
『閑散期』という言葉は、キャバクラに関係なく使われますので、皆さんも一度は耳にしたことがあるでしょう。閑散期とは、文字通り「その業界が暇になりやすい時期」のことを指してするのですが、それではキャバクラなどの飲み屋業界の『閑散期』っていつなのでしょうか?
どのような業界でも閑散期と呼ばれる暇な時期はあるのですが、一般的にキャバクラの閑散期といわれるのは2月と8月で、「ニッパチ(2・8)」などと言う業界用語が作られるほど暇になってしまう時期なのです。もちろん、閑散期とは逆に忙しくなる繁忙期もあり、キャバクラの繁忙期は、3~5月の宴会シーズンと、11月~1月年末年始が最も忙しく、キャバ嬢も稼ぎやすい時期となります。
これを見ると分かるように、繁忙期である年末年始が終了すると、いきなりお客様の財布のヒモが締まり、暇で全く稼げない…なんて状態になるのです。キャバクラ業界に慣れている方であれば、ある程度予測しているため、何らかの対策を取るのですが、年末にキャバ嬢デビューしたばかりであれば、突然稼げなくなってしまい生活ができない…なんて危険もあるのです。したがって、キャバ嬢をするのであれば、閑散期でお給料がダウンしてしまう時期があるということを頭に入れて働かなければならないのです。
閑散期でキャバ嬢に起こる悲劇…
それでは、閑散期にキャバクラで働くキャバ嬢が受ける悪影響はどのようなことが考えられるのでしょうか?閑散期とは、どのお店も暇になってしまう時期ですので、そこで働くキャバ嬢にさまざまな影響が出てしまうのです。一般的に起こりやすいと言われるキャバ嬢の悲劇をいくつかご紹介しておきましょう。
早上がりさせられる…
上述のように、閑散期のキャバクラ店は、通常の忙しさと比較してもかなり来店数が減ってしまいます。そうなると、出勤していてもすることが無いキャバ嬢が続出してしまうわけです。
キャバ嬢は、基本的に時給制となっていますので、お客様が来ない状態でたくさんのキャストが出勤していればお店は大損してしまいます。したがって、お客様が少ない閑散期には、シフトを入れていたとしても、その日の状況によって早上がりさせられるキャバ嬢が増加するのです。
当然この場合、1日に働ける時間が減ってしまうわけですので、お給料自体がかなり減ってしまう可能性が高くなり、生活が苦しくなってしまうキャバ嬢も増えます。
シフト調整がはいる…
早上がりに似ていますが、出勤したくても出勤できない…というシフト調整が入る可能性が高くなります。上述したように、来店数が減ってしまう閑散期に、たくさんのキャストが出勤していた場合、不要な人件費がかさんでしまうわけですので、お店が損してしまいます。そのため、多くのキャバクラ店では、閑散期にシフト調整を行い、キャストの出勤人数を制限するという対策を取るのです。シフトを調整されてしまうキャバ嬢の特徴は、「売り上げを作れない…」キャバ嬢さんですので、普段もあまり稼げていないのに、閑散期にはさらに稼げなくなってしまうのです。
逆に「来客予定がある」「同伴予定がある」「場内(B)指名率が高い」などと言うキャストは優先的に出勤できることとなります。キャバ嬢は実力の世界ですので、「お客様が呼べない…」キャバ嬢はこういった悪影響を受けてしまうのです。
時給が下がる…
キャバ嬢のお給料は、指名や同伴などの結果によって上下する制度があります。こういった制度で時給が決められる場合、閑散期は非常に大きな影響を受けると考えてよいでしょう。
上述しているように、閑散期は来店数自体が少なくなってしまいますので、売り上げや指名本数、ポイントなどが稼ぎにくくなってしまうため、その結果、通常よりも時給が下がってしまうわけです。時給は収入に直結しますので、これも稼ぎが減る原因になります
プレッシャーが強くなる…
最後は、ボーイさんや店長さんなどからの「お客様を呼べ」というプレッシャーが強くなり、働きにくいという悪影響です。
キャバクラは、基本的にキャストがお客様に営業メールなどを送りお店に来てもらうというのが集客方法となりますので、閑散期には特にキャストの頑張りが必要になるのです、したがって、閑散期に出勤している場合には、『今日はお客様は?』『いつお客様が来るの?』『連絡ちゃんと取ってる?』などと、常に言われる形となり、お客様を呼ぶことに関するプレッシャーが非常に強くなります。
もちろん、閑散期なのに、こういった期待に応えて、お客様を呼べるようなキャバ嬢であれば、お店側からも非常に大切にされ、優先的にフリーのお客様につけてもらえたり、長時間働けるなどの優遇を受けることができます。
閑散期の対応…
キャバクラの閑散期には上記のように、キャバ嬢への悪影響が非常に多いのです。それでは、閑散期でもできるだけ悪影響を減らすためにはどうすれば良いのでしょうか?いくつか対処方を考えてみましょう!
しっかりと指名客を作っておく…
閑散期の影響を減らすために最も重要なのがこれです。指名客をたくさん持っておけば、閑散期であっても、最低限の影響を受けるだけで済ませることができると思います。
「それが難しいから困っている…」という声が聞こえそうですが、そもそもキャバ嬢は指名客を作ってなんぼの商売ですから、こう言われて「指名客なんて簡単に作れない…」という反論しか出ないならキャバ嬢を辞めて他の仕事をした方が良いと思いますよ。特に2月の閑散期に関しては、1年で最もお客様が多い年末年始がすぐ前にあるのですし、そこで2月を乗り切れるだけのお客様を確保できるよう頑張れば良いはずです。
もちろん、難しいのは分かっていますが、最低限その程度の心意気ぐらいは持っておきましょう。
やる気をアピールする…
これは、お店のボーイさんや店長さんに対するアピールです。閑散期は、どうしても暇ですので、仕事へのモチベーションを下げてしまうキャバ嬢さんも多いです。そのような中、やる気を見せるキャバ嬢さんがいれば、『稼がせてあげたい』と考えてくれるスタッフが多いのです。例えば、
- ●ダラダラ休憩しない
- ●愚痴を言わない
- ●出勤時間を守る
- ●いつも笑顔
- ●仕事に関する質問を積極的にする
- ●教えてもらった事はすぐにメモする
上記のような単純な態度でも、お店のスタッフからの見る目を変えることはできると思います。
日ごろからお客様への連絡を小まめにする…
閑散期になったからといって焦ったのでは基本的に遅いです。キャバ嬢として働く場合には、確実に閑散期が訪れるとわかっているわけですので、普段から閑散期のための仕込みをしておく必要があるわけです。
その中の一つとして、足しげく通ってくれるお客様ではなくても、きちんと小まめに連絡しておくというのが大切です。もちろん、あまり返信してくれないお客様もいるのでしょうが、諦めずに連絡し続けて太客につなげたというキャバ嬢さんも少なくないのです。
お客様もキャバクラの閑散期は分かっていますので、閑散期にしか連絡しないようなキャストからメールが来ても「困った時だけ送ってくるな…」などと、良い気がするわけはありません。普段から送っていれば、「この時期は困っているだろうからたまには行ってあげるか。」という心理になるかもですよ。
まとめ
今回は、キャバ嬢さんの多くが困ってしまう、キャバクラの閑散期についてご紹介しました。どのような業界にも繁忙期や閑散期があるのですが、キャバクラのように売り上げがお給料に直結するお仕事では、閑散期の事を考えて働かなければ、非常に大きなダメージを受けてしまうのです。長くキャバ嬢として働いている方であれば、年間のお客様の回し方など、お金の稼ぎ方を計画している人もいるのでしょうが、「年末は稼げる!」と聞いて、繁忙期の年末年始にキャバ嬢デビューした人は、2月に生活ができないほど困ってしまう…なんてことも珍しくないのです。
したがって、キャバ嬢として働くのであれば、必ず閑散期で稼げにくくなってしまう時期があるということを理解して、普段からこの時期をどう乗り切っていくのかを考えておくべきだと言えます。そのためには、繁忙期の間にできるだけ指名客を作っておくことや、小まめにお客様に連絡するなど、地道な営業活動が必要不可欠になると覚えておきましょう!